東京都のH.M様より、2016年に制作した思い出の詰まったリメイクバッグを、より使いやすいショルダー仕様へ再リメイクするご依頼をいただきました。
思い出の詰まったバッグを、今の暮らしに寄り添うショルダー仕様へ
リメイクのきっかけ
H.M様は、2016年にご自宅にあったお気に入りのはぎれを組み合わせたリメイクバッグをご依頼くださいました。愛用されていたウサギのTシャツ、お父様と幾度となく囲んだ食卓で使われていたチリのテーブルクロス…それは、きびるリメイクにとって初めての遺品リメイクでした。
ご愛用いただいてから歳月が経ち、バッグをショルダータイプに変更してより使いやすくしたいと、再びご相談をいただきました。
制作のポイント
元のバッグの魅力をそのまま活かしつつ、今の暮らしに合わせた使いやすさを追求しました。
リメイクのポイントとなるショルダーベルトには、素材の特性や太さが異なる2つの案をご提案し、お客様の好みに合わせて選んでいただけるようにしました。さらに、もともとついていた持ち手を短くして残すことで、手持ちと肩掛けの両方で使える便利な2way仕様に仕上げています。





使い方の変化に合わせて、形を変えながら長く愛せる一品へ
今回のリメイクでは、これからも末長く共に歩んでいただけるよう、H.M様のお好みと使い勝手に寄り添い、フィリピンの古いベルトを使った2パターンの肩掛けスタイルをご提案いたしました。
ひとつは厚みがあり安定感のある幅5cmのグリーンのベルト、もうひとつは一般的なショルダーバッグで使われる幅4cmのオレンジのベルトです。


バッグのサイズ感から見ると緑のベルトの方が安定感がありますが、「あまり重いものは入れない」というH.M様のご用途に合わせてオレンジをお選びいただき、統一感のある色合いの仕上がりとなりました。

お客様のご感想
お忙しいのに、肩掛け2種をとても早くご提案いただいてありがとうございました!
どちらも素敵で迷いはじめるとキリがないと思って、即決気味で決めましたが、手元に戻ってきたバッグを見て大満足です。持ち手も短く残せるのうれしいです!
きびるリメイクにとって初の遺品リメイクとなったこのバッグは、制作当時は遺品が混ざっているとは知らずにお引き受けしたものでした。納品後にお客様の想いを伺い、私にとっても非常に思い出深い大切な作品のひとつです。
9年という年月を経て長くご愛用いただき、さらに今の暮らしに合わせて再リメイクのご相談をいただけたことは、作り手として大変感慨深く、嬉しい出来事でした。
ショルダーバッグとして生まれ変わったバッグが、これからもたくさんの場面で活躍してくれることを心より願っております。この度は再び大切なバッグをお任せいただき、誠にありがとうございました。


