山形県のY.Y様より、お母様が大切に手刺しされた「庄内刺し子」を、ボニーバッグSサイズへリメイクするご依頼をいただきました。
母が遺した美しい手仕事を、姉妹で分かち合う贈りものへ
山形から届いたお荷物を開けた瞬間、その刺し子の美しさに思わず息を呑みました。緻密で規則的な幾何学模様。それは、山形県庄内地方に伝わる日本三大刺し子の一つ「庄内刺し子」でした。 お話を伺うと、亡くなったお母様が刺したもので、そのまま置きっぱなしになっていたものだそうです。「バッグになったほうがいつでも使える」との想いから、ご自身用と、お姉様への誕生日プレゼント用として、2つのバッグ制作をご依頼いただきました。
約120×100センチという大きな布一面に施された、たいへん立派な刺し子です。この緻密な模様からは、お母様が針を通す音が聞こえてくるかのようでした。家族の無事を願う生活の知恵から生まれた伝統工芸の重みを損なわないよう、現代のライフスタイルに合うボニーバッグへの再生をご提案しました。





一針一針の想いを守り、長く使い続けるための細かな工夫
今回の制作で最も重視したのは、貴重な刺し子を「ほつれさせない」ことと「強度を高める」ことです。 裁断によって大切な糸が抜けてしまわないよう、すべてのパーツの端に「捨てミシン(ほつれ止め)」を施し、ていねいに下地を整えました。
また、持ち手にはあえて元の布ではなく、埼玉県羽生市で作られている「刺子織(さしこおり)」を採用しました。非常に丈夫な藍染布を使うことで、長く安心して愛用いただけるようグレードアップしています。お母様の手仕事に敬意を払いながら、細部までていねいに仕上げました。

お客様のご感想
「置きっぱなし」から「宝物」へ。姉妹で喜ぶ誕生日の贈り物。
大満足の仕上がりで感謝しております。先ほどバッグを受け取りました。とってもかわいくて、ずっと置きっぱなしだった母の刺し子を、バッグとして使えるのがとても嬉しいです。姉にも誕生日プレゼントとして渡すことを話したら、とても喜んでいました。
お母様が長い年月をかけて作り上げた作品が、ようやく「使うもの」として日の目を見たことに、私も深い感動を覚えました。お姉様への贈り物という素敵なエピソードに関わらせていただけたことも、たいへん光栄です。お母様の想いと共に、これからたくさんの場所へこのバッグを連れて行ってあげてください。
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これまで、シミや汚れ、ほつれが多い古い民族衣装と向き合ってきたため、ダメージのある布の扱いはお任せください。
お預かりした複数の布や服から美しい部分だけを切り取り、パッチワークのようにつなぎ合わせ、新しい生地へ再形成するところからリメイクははじまります。
思い出を紡いで、世界にひとつだけのバッグをつくり、感動をお届けします。

こんな布でも大丈夫です!
大切な方が遺した着物、帯、羽織などの和服一式
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