千葉県のM.T様より、お母様の遺品であるたくさんの洋服を、トートバッグとボニーバッグへリメイクするご依頼をいただきました。
ご依頼のきっかけとリメイク内容
15着の洋服をバッグへ。整理できない思いを形に変えるリメイク。
お亡くなりになったお母様の洋服をなかなか整理できずにおられたM.T様。「母の服をバッグにしてそばに置きたい」という願いとともに、色も柄も素材も異なる10~15種類ほどの洋服をお預かりしました。「可能な限りすべての生地を組み合わせてほしい」という、お母様への深い愛情が伝わるご相談でした。
たくさんの衣類を解体し、パズルのように布を合わせていく作業は、私の得意中の得意です。今回は、8種類の生地を使って色鮮やかに仕上げる「ボニーバッグS」と、10種類の生地を使いつつ色味を抑えたシックな「トートバッグ」の2種類をご提案しました。素材の異なる布地を一つにまとめる作業は、たいへんやりがいのある時間でした。






異なる素材を一つに。長く愛用するための工夫と技術
今回のリメイクで最も気を配ったのは、バッグとしての耐久性です。お預かりした洋服の中には、伸縮性のあるものや薄い生地も含まれていました。そのため、すべての生地にていねいに芯地を貼り、バッグの形をしっかり保てるよう補強を行っています。
また、薄い生地を摩擦の多い底部分に配置しないなど、パーツの配置を工夫しました。もし使い続けていく中で破れや傷みが生じても、可能な限りメンテナンスに応じますので、日々の生活の中でどんどん使っていただきたいです。

お客様のご感想
「母への恩返しのつもりで、一生大事にします」心に寄り添う宝物
色も柄もバラバラな生地をとても素敵に組み合わせていただいて、仕上がりもすごくしっかりしていて、とても感動しました。
母には何も恩返しすることのできないまま別れとなってしまい、実家も処分することとなり、後悔と寂しさが募るばかりでしたが、今回バッグを仕立てていただいて、手にとって、いろんなことが思い出され、とても感慨深い思いでした。生前できなかった分、これからいろんなところに連れていってあげたいと思います。
きびるリメイクにお願いできて、本当によかったです。作っていただいたバッグは、私にとってとても大切な宝物です。一生大事にします。
実家の整理や思い出の品の処分は、心が痛む作業です。M.T様が感じておられた「寂しさ」が、バッグに触れることで「お母様と一緒に歩む喜び」に変わったのなら、これほど嬉しいことはありません。パズルを合わせるようにして生まれたこのバッグが、これから先、M.T様の毎日を明るく彩ってくれることを心から願っております。
遺品リメイクをご検討中の方へ
〜きびるリメイクはここが違います〜
1000種類以上のバッグを創作したバッグデザイナーが、すべてのデザインを担当します。
これまで、シミや汚れ、ほつれが多い古い民族衣装と向き合ってきたため、ダメージのある布の扱いはお任せください。
お預かりした複数の布や服から美しい部分だけを切り取り、パッチワークのようにつなぎ合わせ、新しい生地へ再形成するところからリメイクははじまります。
思い出を紡いで、世界にひとつだけのバッグをつくり、感動をお届けします。

こんな布でも大丈夫です!
大切な方が遺した着物、帯、羽織などの和服一式
婚礼衣装、七五三の衣装、特殊な制服(布製に限る)
手編みのセーター、手縫いのパッチワーク、自作の布小物
遺品が新しく生まれ変わる感動をぜひ体験してください。
ご使用後の不具合があればアフターケアにも対応しています。

